京都 山科亀屋 毘沙門堂跡近くのお勧め老舗和菓子店
京都の紅葉を一躍有名にしたのが、JR東海の観光キャンペーン「そうだ京都、行こう」。もう30年も続いています。当時は新幹線のぞみ号の運行が増便。ひかりからのぞみの時代に入り、東京からのアクセスの良さをアピールするためのものでしたが、時代も変わり今日では、日本の#映えを象徴する広告となっています。

写真があまりにも美しく、すっかり京都に魅了されてしまいます。当然、掲載された寺社等は観光客に大人気。今回訪れたのは、有名スポット毘沙門堂跡の近くにある創業100年の老舗和菓子店です。

京都・山科の優しい和菓子店
山科 亀屋
JR山科駅、京阪山科駅から東へ。歩いても行けますが、一駅進んだ京阪四宮駅を降りてすぐのところに、地元の方に愛される和菓子店「山科 亀屋」があります。
素晴らしい看板におのずと期待が高まります!立派な店構えが創業100年の空気を自然と醸し出しています。店内ではとっても感じの良いおかみさんが、丁寧に説明してくれました。安心して入れるお店です。


山科エリアは、JR京都駅から電車で約5分という便利な所。文字通り山の斜面の豊かな自然があり、「御陵(みささぎ)」「音羽(おとわ)」「四ノ宮」など歴史を感じさせる地名から、名所も数多く残っています。
「山科 亀屋」には、そんな山科に因んだ和菓子がいっぱい。少量からも購入できるのは嬉しいですね。もちろん、贈り物用や祭事用の和菓子、上生菓子や季節の和菓子もきちんと揃っており、非常に安心できる老舗和菓子店です。
冬の訪れを告げる 初霜

まずは山科銘菓「初霜」。しっかりとしたこし餡を生地で半月状に挟んだ和菓子です。生地の表面にすり蜜を塗った意匠。半円の形からこのタイプの和菓子には「月」を使った菓銘はよく見られますが、「山科 亀屋」さんでは、その白い部分を強調した「初霜」となっています。散り加減が美しい!京都も比較的早くから寒くなりますが、敷き詰められた落ち葉を飾る初霜の情景が浮かびます。素敵な菓銘です。

爽快に感じるはっきりとした生姜風味の生地が特徴。生地が印象深いので、中の餡は甘さを控えたバランスが絶妙な逸品。賞味期限は7日とお土産にもいいですね~。

山科名物 山科浪漫

こちらは山科名物といわれる「山科浪漫」。洋風な感じがお店の幅広い技術をうかがえます。ふんわりとスポンジケーキのような生地。折りたたんだ中につぶ餡、さらに求肥も入って優しい味。なかなか食べ応えがあるし、優しい柔らか~い生地と餡。全体のバランスが素晴らしく食べやすいです。

丹波大納言と求肥をカステラ生地で包んだ、「山科浪漫」の賞味期限は11日。1個220円で、とっても贅沢な時間を楽しむことが出来ます。他のお菓子もそうですが、原材料に余計な添加物等が入っていないので安心できます。

京都山科の名所
毘沙門堂跡 と 山科聖天
「山科 亀屋」のそばにあるのが、「そうだ京都、行こう」で、その素晴らしい敷き紅葉が紹介された「毘沙門堂跡」。勅使門に続く緩やかな階段に敷き詰められた落ち葉は圧巻の光景。仁王門への急な石段は、毘沙門天王と書かれた赤い幟と囲むような紅葉に迎えられて登ります。

境内全体、山全体が赤く染る毘沙門堂の秋。山科駅から徒歩で15分ほど。秋には絶好の散策コースです。
拝観時間は8:30~17:00。(冬12月~2月は16:30迄)。毘沙門堂の拝観は境内自由です。
その毘沙門堂跡をさらに奥へ進むと、峠道の中に現れるのが「山科聖天(双林院)」です。の塔頭です。聖天さんとは仏教で「歓喜天(かんぎてん)」と呼ばれる神様の通称で、ヒンドゥー教のガネーシャが仏教に取り入れられたもので、現世での願い事を叶える最強の神様だそうです。いいですねぇ(⌒∇⌒)。

シンボルとしている大根と巾着のお印。大根は夫婦和合・縁結び、巾着は財福や子孫繁栄の御利益を現わしています。静かで非常に落ち着きます。実はさらに奥にも路が続いており、山を越えて京都の南禅寺に繋がっていくんです。これは浪漫がありますね~。境内拝観は自由、9:00~16:00ですが開門は8時です。
営業時間と周辺地図
| 御菓子司 | 山科亀屋 |
| 住所 | 京都市山科区四ノ宮堂ノ後町17 |
| TEL | 075-581-0016 |
| 営業時間 | 9:00~19:00 |
| 定休日 | 火曜日 |
| アクセス | ①JR東海道本線(琵琶湖線)・湖西線「山科」駅 ②京都市営地下鉄東西線「山科」駅 ③京阪京津線(大津線)「京阪山科」駅 (※山科駅は3社が乗り入れる便利な駅です。) 旧東海道を東へ歩いて10分ほど。 ④京阪京津線四ノ宮駅を降りてすぐ |
| HP | http://bantest.web.fc2.com/namagashi.html |
ご主人が和菓子を作る際に心がけているのが、“甘すぎる和菓子ではなく、もう一つ食べたくなる味”。地元で多くの方々に支持されて、山科のさまざまな寺社仏閣にも納められています。

名所の近くにある老舗名店「山科 亀屋」。ふらっと寄ったお店が、お気に入りの菓子舗になれば嬉しいです。旅行の楽しみが増えますね。最後までお付き合いいただきありがとうございました。