京都随一の山吹名所・松尾大社 松楽の「よもぎ入り 奥嵯峨」

松尾大社 山吹まつりと共に寄りたい松楽

京都嵐山近郊では、満開の桜の後ちょうど見頃になるのが山吹。松尾大社の山吹は、いつの頃か神職さんが植えられたものだそうです。洛西の水に合ったのかどんどん増えていき、今では黄色の花が境内のいたるところを華やかに彩っています。

京都の中でもかなり古い歴史を誇る松尾大社。その門前銘菓として知られているのが 「よもぎ入り 奥嵯峨」です。50年以上販売しているのは、「松楽」さん。昭和43年創業の和菓子屋さんです。お店は松尾大社一の鳥居のすぐ前にあります。創業以来の人気商品が「よもぎ入り 奥嵯峨」です。

「松楽」よもぎ入り 奥嵯峨

よもぎの香りには邪気を祓う力があるとされています。古来よりその強い生命力で厄除け、魔除けの植物として日本以外でも重宝されてきました。神社の前で人気があるのも納得です。

たっぷりの香ばしいきな粉をまぶした「奥嵯峨」

奥嵯峨の風景として印象的な苔をイメージしたよもぎ餅で、春に出るよもぎのやわらかい部分だけを使った、香り高さが自慢です。京都吟味百撰 京ブランド認定食品にも選定されています。

青森県産のよもぎを乾燥させ、京都の名水で戻し、京都産の餅粉に練込んで作った柔らかいお餅。小さな円形に伸ばし、粒あんをやさしく包んだようなよもぎ餅です。

粒あんは北海道産小豆を甘さ控えめに。小豆の粒がしっかり感じられて、少しのあんこでも十分に満足感が得られます。仕上げにたっぷりのきなこをまぶしています。

もちもちというよりもぷにぷに。赤ちゃんのほっぺたのように、どこかふんわりとした軽やかな愛くるしい口どけのよもぎ餅。ひと口サイズの可愛らしい見た目ですが、柔らかい餅生地からはちゃんとよもぎの香りがしています。因みに賞味期限は5日間です。

お酒の神様を祀る 松尾大社

京都では、平安神宮を中心に、東(青龍)が八坂神社、北(玄武)が上賀茂神社、南(朱雀)は城南宮、そして西(白虎)を守護するのが松尾大社です。西暦701年(大宝元年)創建された京都最古級の神社です。

赤鳥居の上部には、鳥居の原始形式を示す
「脇勧請(わきかんじょう)」と呼ばれる榊の束が

「日本第一酒造神」としてお酒の神様を祀るのが松尾大社です。京都だけでなく、全国のお酒が集まり全国の醸造家から篤く尊崇されています。境内にはお酒の資料館もあります(無料)。中でも利き酒を競う酒-1グランプリは40もの蔵元が参加し、今年で9回目を迎えるなど非常に盛り上がっています。

奉納酒樽が見事に並んでいます
黄色と鳥居がデザインされた「山吹酒まん」

生地に松尾大社の御神酒を練りこんだ酒饅頭「大社 酒まん」も松楽さんの代表銘菓。この時期限定の山吹酒饅頭です。秋にはうさぎの焼印の月見酒饅頭、節分の折には鬼の焼印も楽しめます。

京菓子司 松楽 営業時間と周辺地図

移転しても看板、暖簾は当時のままです
SNSで話題の12種類を誇る「京の彩り 京おはぎ」は売り切れる事も

※残念ながら松尾大社境内にあった店舗は現在は営業していません。

今回の最寄り駅は阪急嵐山線「松尾大社」。すぐそばに流れる桂川と、圧倒されるように囲まれた嵐山の自然が美しい観光地のひとつ。有名な嵐山は次の駅。松尾神社前通りから奥へ足を運ぶと、、非常に長閑でゆったりとした時間が流れているかのような街並みが広がり、山歩きと名刹巡りが楽しめます。松楽さんのよもぎ餅「奥嵯峨」是非ご一緒に楽しんでください。最後までお付き合いいただきありがとうございました。