阪急梅田本店 第9回時をかけるあん 和菓子フェスの極みにワクワクが止まらない

毎年あっと驚く和菓子店が参列し、今年でなんと9回目の阪急百貨店「時をかけるあん」。とにかく規模が半端ないです。「百年老舗」カテゴリーで30店に加えて関西の新進気鋭の9店舗が出品。どら焼き部門で26店舗、おはぎ・最中部門で25店舗出品、あんバター部門に、あんパン部門(なんと日替わり!)とまさに餡の祭典です。それを補える程、阪急百貨店さんのこのイベント広場(祝祭広場)は広い、しかも天井が高い!お客様が大勢集まっても、圧迫感がないんです。

ディスプレイも非常に丁寧です。全国から集まってくる餡のお菓子。菓銘やネットだけでは、なんせこれだけの出品数です。分からない部分も多い。このサンプルケースは助かります。それでいてそれぞれ並べ方や配置が様々。ここだけで見ても楽しいです。


実演コーナーはなんと4か所。職人さんの技が間近で見ることができちゃう。綺麗に仕上がったそれぞれの逸品が整然と並べられていく様は圧巻です。溜息のでる手さばきに、思わず来場の方々も声を上げています。さらに、体験コーナーは、去年よりも広くなっていました。残念ながら予約制で、席数も限られていてかなりの倍率です。ですが、クローズなスペースではなく普通に講師さんの熱弁を聞くことができます。先生の和菓子への熱い想いが、しっかりと伝わってきました。

どんなに甘いもの好きな方でも、全てを食べるなんてことは不可能に近く、ネットで一生けん命調べてきたのに、いざ現場でみたらお隣のどら焼きのほうもパッケージが可愛くて、ついつい買い過ぎてしまう…また和菓子販売の方、やっぱり元気がいいです。百貨店スタッフの方も納品されたら凄い勢いで陳列してくれてます。あぁ、やっぱり限定販売も食べたい…でもそうした誘惑にあえて負けることも今日各所で行われている和菓子・あんこフェスの醍醐味。直感で、はたまたご友人と吟味しながら、今しかないから買ってしまおうと言い訳をしながら、予算をすっかりオーバーしていくのでした。