切腹最中 新橋 新正堂
まさかの謝罪系和菓子 切腹最中 新橋 新正堂

謝罪系和菓子という気になるワードを見つけたので、早速頂いたのは新生堂さんの「切腹最中」。創業110年を経た和菓子店とは思えないお洒落な外観。しかし「切腹最中」とは、なかなかインパクトのある名前だなぁと、ちょっと引いてたりもしましたが、実はお店の場所、忠臣蔵へと続く浅野内匠頭切腹の田村屋敷跡に建てられているんです。菓銘・切腹最中にも納得です。
風さそふ花よりもなお我はまた春の名残をいかにとやせん
赤穂藩主浅野の辞世の句とともに、話の花を咲かせるよすがともなればという想いがこもった銘品。ただSNS映えを狙ったのではなくちゃんと由来があったのです。ごめんなさい。はたして噂の謝罪系和菓子とはいったいどんなモノなのか…

スタッフさんも忠臣蔵討ち入り装束です!

最中だけではなく赤穂浪士ようかん。まるで坂系アイドルみたい

映画 身代わり忠臣蔵コラボ商品も販売中

JR新橋駅 SL側からの抹茶味切腹
R25お詫びの品第1位(いったいなんのランキング?)。東京のサラリーマンのお詫びの手土産として今や定番の最中なんだそうです。そもそも新正堂さんは、JR新橋駅から徒歩10分ほどのところ。このお詫びの話、実話だそうです。ある証券マンの方がお詫びに行った際「私の代わりに最中が切腹しております…」と切り出して笑いを誘ったという話が日経新聞に掲載され、今の大ヒットにつながったのです。
当然お詫びの品ですので、絶対に美味しくなければなりません。そんなプレッシャーも後押ししてか
全国ANA空スィーツ第1位・東京うまいもの大賞1位にも輝いております。凄い!
まずひと口めで驚くのが、最中の皮。口のウラにぺっとりひっつく感触がありません。サクサクの皮に風味豊かなあんこ、煮立たせた湯に生の小豆を入れる『直火炊き』という製法で作っています。ちょっとした灰汁をあえてのこして小豆の風味を活かすという、従来方法とは違うやり方で美味しさを追求されています。ボリュームがありながら甘さ控えめのさっぱりとした味わいなので、大きさの割に意外に何個でも食べられそうです。

切腹最中の特徴は、普通は閉じているはずの皮大きくと開き、たっぷりのあんこが顔を覗かせていること。切腹感?を出すために餡が大きく見える様、あんこと相性抜群のもっちりとした求肥が仕込まれているのです。そして手に持ってみるとずっしりと重いです。この重さも謝罪には大変重要で、「重く受け止めております」とか「誠意をずっしりと重く込めて…」と気持ちの重さと最中の重量を掛け合わせてもいるのです。いや、これもらったらやっぱりちょっと笑っちゃいます。
新正堂 | |
住所 | 東京都港区新橋4-27-2 |
電話 | 03-3431-2512 |
営業時間 | AM9:00〜PM7:00(月〜金) AM9:00〜PM5:00(土) |
定休日 | 日曜と祭日 |
HP | https://www.shinshodoh.co.jp/ |
https://www.instagram.com/seppuku_shinshodoh/ |