札幌100年老舗のこだわり和洋折衷 巴里銅鑼

千秋庵 巴里銅鑼 札幌

北海道って美味しい食べ物がたくさん。チーズやバターなんかも有名ですが、老舗和菓子店『千秋庵』さんの洋との融合は際立っています。パリをも感じられるような新しいどら焼きを目指したい、そんな気持ちを込めて命名された【巴里銅鑼(パリどら)】。これはきっと札幌銘菓として知られていくのも直ぐではないでしょうか。

まず目にはいったのは、入り口正面の菓子型をオシャレに飾った素敵な内装。美しいですね~。店内はとても明るく、この壁面部分は照明を絞っていい雰囲気に。店舗や個々のお菓子のデザイン性が高く、お店の本気度がびしびし伝わってきます。

千秋庵創業100年の節目に本気で取り組んだ和菓子店の生洋菓子。ふわっふわなシルキーオムレット生地にお餅とあんこ、たっぷりの生クリームが入った北海道ならではの洋風どら焼きです。

手に持つとずっしり感がかなりあります。クリームの量がかなり多めで、求肥やあんこもはみだす見た目。正直第一印象は全部食べられるかな…と思ってしまったくらいです。今までにない大きなサイズも実は特徴の1つ。生地は蜂蜜も入ったやさしい甘さ。焼き色も綺麗でこだわりを感じます。あんこは厳選した北海道十勝産小豆・北海道産てんさい糖を使います。クリームとの相性を考えて甘さを抑えたなめらかなこし餡は、巴里銅鑼専用だそうです。

たっぷりのボリュームでも、洋生菓子タイプで軽やかに仕上げることで重すぎないようにし、最後まで美味しく食べられるのが目指した和洋折衷。大きくていいんです!ふわっふわのスポンジに軽めの生クリームにぎゅうひとあんこの一体感。工夫を重ねたそれぞれの要素が一つになって至極のおいしさを生み出しています。因みにバレンタインシーズンにはチョコ、春になったら桜、秋ごろから栗と季節毎に楽しめます。

イートインスペースもあります。普通にカフェとしても利用できるようになってます。開放感のある大きなガラスも落ち着きます。

とにかく種類が多いです。1店舗のショップとは思えないバラエティに飛んだお菓子の数々。

店内では焼き立てのノースマンも売ってます。

どら焼きがオープン置き型の冷蔵庫で売っているのも、生クリームたっぷりのこの巴里銅鑼ならでは

商品名やロゴを含めた商品全体のプロデュース、洋菓子パティシエによる商品構成、和菓子職人によるお餅(求肥)やあんこの製法、様々な要素が見事なハーモニーとなっている『千秋庵』。その魅力をふんだんに感じられる和洋生菓子【巴里銅鑼】です。


札幌千秋庵 本店
住所札幌市中央区南3条西3丁目
電話011-205-0207
営業時間10:00~18:00
定休日無休
HPhttps://senshuan.co.jp/
instagramhttps://www.instagram.com/sapporo_senshuan/
巴里銅鑼は本店他、札幌三越店・イオン札幌琴似店等でも販売