京都 二條若狭屋 半色の亥の子餅が護王神社に映える

粒餡を白ゴマ入りの餅生地で包んだ、二條若狭屋さんの亥の子餅。小豆の煮汁などを加えた、この中紫色、日本的に半色(はしたいろ)の餅生地が実に柔らかいですね。気品のある粒餡の甘さに、白ゴマがとても印象に残ります。調和のとれた小豆生地と餡、広がるゴマの香りに職人さんの丁寧さが伺い知れます。美味しいので、パクパク食べたい気持ちを敢えて抑えて、落ちついた時間と共に味わって食べたい逸品です。

京都市中京区の護王神社では毎年11月1日。平安時代に天皇が自ら餅をつき臣下と共に食べたという宮中行事、亥子祭が行われます。実際にお餅をついて目の前にある京都御所に奉納されます。お餅は一般の来場者にも配られるみたいで、是非いってみたい祭事ですね。せっかくなので二條若狭屋さんを東へ進んで、亥の子餅を護王神社と共に。十二支の亥が陰陽五行説の水にあたり、その日が火事にならないという風に伝えられていたそうです。やがて宮廷から庶民にひろがり、そこから茶道の炉を開いて火を起こし、新茶で祝うというおめでたい日なんだそうです

マツコの知らない世界で紹介されたばかり。平日にも関わらず、3組ほどのグループがかわるがわるご来店されてました。立地も二条城のホント真ん前なので、観光で訪れた方も立ち寄りやすい好立地。店構えも大きくて分かりやすく入りやすいお店です。手前の旧看板を残したままの建物も素敵です。100年をこえる老舗の味を是非堪能してください。

二條若狭屋 | |
住所 | 京都市中京区二条通小川東入る西大黒町333-2 |
電話 | 075-231-0616 |
営業時間 | 8:00~17:00 |
定休日 | 水曜日 |
facebook(本店) | https://www.facebook.com/nijyowakasaya/ |
HP | http://www.kyogashi.info/index.html |
アクセス | 二条城前駅から徒歩5分・烏丸御池駅から徒歩10分 |