銀座三越 本和菓衆x和菓子のアン(光文社)ファン垂涎!3年ぶり待望のデパ地下2.5次元なイベント

10月25日(水)発売された最新刊『アンと幸福』を記念して、人気小説家・坂木司さんのベストセラー小説『和菓子のアン』(光文社刊)とのコラボレーションが2020年の開催以来約3年ぶりに銀座三越百貨店帰ってきました。最新刊『アンと幸福』を含む「和菓子のアン」シリーズ4作品からインスピレーションを得たオリジナル新作和菓子を紹介しています。これです。やって欲しかったのは!本を読みながら、これはいったいどんな和菓子なのだろうとふんわり想像してみるけど、やっぱり実物も見たいのです。漫画がアニメ化された時、おぉっ!この声優さんできましたか。という感覚に近い(はず…)

お話は、デパ地下の和菓子店「みつ屋」で働き始めた梅本杏子(通称アンちゃん)は、奥の深い和菓子の魅力に目覚めながら奮闘するお仕事ミステリーです。これを読んで和菓子に興味を持った方も多いはず。私ももちろんその一人。なぜか実写化されてない名作の一つと言っても過言ではありません。

このイベントで是非手に取ってほしいのが、大正2年創業、三重県津市の菓子舗平治煎餅本店と作者・坂木司先生とコラボした、ファン垂涎の二品。みつ屋のたまご煎餅は、オリジナルブレンドの小麦粉と上白糖、三重県産の鶏卵を使用し、たまごのコクと風味が楽しめるお煎餅。8種の刻印は、坂木先生が描いたイラスト6種とみつ屋のロゴ、本に描かれている花の絵になります。そして箱がいいんです。新作『アンと幸福』のカバーそっくりのケースに仕上げています。

もう一つが辻占2023。節分会式の際、厄除けお土産として津観音寺の名物「福引せんべい」の製法で作ったイベントオリジナル商品。薄く焼きあげた軽い口当たりの煎餅を手作業で折り曲げて、中に占い紙を入れたもの。いわゆるフォーチュンクッキーの日本版です。本来の福引せんべいも1月~2月の期間限定販売なのですが、今回の銀座三越ではその占い紙が、なんと坂木先生手書き!ファンなら絶対味わいたい一品です。

あぁ感動。坂木司先生のメッセージ『こしもつぶもよし』素晴らしいです。餡に対する思いそのままです。この辻占2023~みつ屋バージョン。オリジナルブレンドの小麦粉と上白糖、三重県産の鶏卵だけを使用しています。これでこんな風情あるコクの深い味わいになるのが不思議です。フォーチュンクッキーらしいそっと甘い味です。もちろんひとつひとつメッセージが違っています。5個入りを食べるのがこんなに待ち遠しくなるなんて。

伝統の和菓子界に生まれた全国各地の跡取りの方々で10年ほど前に結成された、「本和菓衆」との企画。お客様と共に今だからこそ和菓子を見直してもらおうというコンセプトだけあって、販売の勢いが逆に気持ちよかったです。もちろん英語でも説明してらっしゃいました。和菓子愛で溢れた想いがいっぱい詰まった素敵なイベントです。


銀座三越 和菓子のアン
11月8日(水)〜11月14日(火)まで本館地下2階 GINZAステージ
HPhttps://mi-journey.jp/foodie/92974/
平治煎餅本店
HPhttps://heijisenbei.com/
instagramhttps://www.instagram.com/heijisenbeihonten_official/