蛇年の蛇窪神社 街の和菓子屋『越路』にも是非寄って

 2025年(令和7年)の干支は「巳年(みどし)」。参拝すべき神社の筆頭としてあげられるのが東京・戸越にある蛇窪神社。そんな縁起の良いお詣りの際、是非とも訪れてほしいのが越路さんです。

「へびまん」ってどんな和菓子

今回ご紹介させていただくのは、御菓子司越路さんの「へびまん」です。
ちょっと気おくれしてしまう菓銘のへびまんは、実は蛇窪神社がプロデュースした薯蕷饅頭。この品川戸越エリアは、スネークタウンとして街おこしをしている地域。地元の方々には白蛇のパワーは馴染みのあるものなのです。

薯藷饅頭で中はこし餡。麦こがし(はったい粉)を使ってらっしゃるんですね~。
「香煎」とも呼ばれ、麦などを煎って粉にしたもの。灰褐色でほのかな甘みと香ばしい風味が特徴で、ビタミンやミネラル、食物繊維がとても豊富な食材です。
へびまんはこの麦こがしの風味を存分に感じる事ができる和菓子です。

一口で食べられちゃう可愛いサイズ。むっちりした皮にしっかりとたっぷり入ったこしあんです。やや甘めでほんのりと優しい風味のお饅頭です。素材の良さなのか、賞味期限は1日。押されている蛇の刻印はどうやら何パターンかあるのみたいです。へびまんはシンプルな材料で作るごまかしがきかない薯蕷饅頭です。おいしくふっくらとした皮の膨らみは素晴らしい仕上がりです!

越路ってどんな和菓子屋さん

昭和32年創業の越路さん。現在は2代目だそうです。戸越公園駅(かつての蛇窪駅)から「ホッ・・・とすとりーと南口」駅前南口商店街にある地元の和菓子屋さんといった趣き。派出所斜向かいにあり、角地なだけにとても入りやすいです。このお店テレビ朝日系列ドラマ「プライベートバンカー」のロケでも使われてました。ザ・和菓子屋さんという昭和レトロな作りが懐かしさも感じます。

嬉しいのは地域に根差した和菓子屋さんらしく、越路さんはとても種類が多いです!上生菓子はもちろん、桜餅や柏餅など季節限定のものや、どら焼きからおかき、お餅まで売ってます。これだけそろえるって大変です。お店のパワーと優れた技術を感じますね。戸越公園で食べるも良し、お店横のベンチで食べるのいいかも。

巳年に参拝してほしい蛇窪神社

越路さんから蛇窪神社までは歩いて10分もかかりません。お詣りしてからでもよし、帰り道にお土産買うために立ち寄っても良しです。ただし、「へびまん」に限らず売り切れごめんなので、午前中などお早めに行くのがおすすめです。

蛇窪神社は日本三大白蛇神社のひとつとして知られ、白蛇さまと龍神さまが一緒に祀られている、全国でもめずらしい神社です。蛇は脱皮をすることから再生や気力の復活をあらわし、財運や病気平癒、心身清浄のご利益があるといわれています。また、「巳が龍(身が立つ)」ことから立身出世の願いを叶えるともいわれています。創建は1323年頃と鎌倉時代にまでさかのぼる700年以上の歴史を持つ古社です。

下町風情が残るこの辺り戸越エリアは散歩にも最適。戸越公園から蛇窪神社への道は、白蛇さまが神社へ戻るといわれている地元お勧めの散策コースです。巳年限定の御朱印や愛らしい白蛇さまの根付お守りなど、すてきな授与品も見逃せません。2025年の開運を祈願して、ぜひおでかけしてみましょう。

営業時間と周辺地図

御菓子司 越路
住所東京都品川区戸越6-20-11
TEL03-3783-1326
営業時間10:00~19:00
定休日月曜定休
アクセス東急大井町線 戸越公園駅 徒歩5分
都営浅草線・東急大井町線 中延駅 徒歩5分
JR横須賀線西大井駅から歩いて12分(^^)/
HPhttps://7jyo-kansyundo.co.jp/
instagramhttps://www.instagram.com/7jyokansyundo.official/
オンラインショップhttps://7jyo-kansyundo.shop-pro.jp/

社紋は神社起源の雨乞い龍「雨竜紋」とお社に巻きつく七体の白蛇を表した「七つ蛇の目紋」 からなってます。巳年の今年は連日、混雑緩和のために参拝規制を行っている程の人気ぶり。因みに1月中の参拝客数は、例年は約1万人ですが、今年は現時点で10万人を超えているらしいです。正直体力要ります。これだけ並んだんだから、きっと御利益に与れると信じましょう!