仁和寺竜王戦 いと達のくま最中 頭から?お尻から?可愛いだけじゃない隠し味
八冠達成したと思ったらもう次のタイトル戦。藤井聡太さんってすごいスケジュールですね。先日京都市右京区仁和寺で竜王戦が開催されました。竜王戦仁和寺対局でおやつとして登場し、名古屋のぴよりんアイスに次ぐ反響を呼んでいる「くま最中」。このタイミングで是非食べてみようと仁和寺まで行ってきました。仁和寺で将棋って、ちょっとピンと来てなかったのですが、仁和寺ってめっちゃ広くて、その敷地内にそういう会館があるって事なんですね~。なんと藤井聡太さんと伊藤匠7段のパネルが飾ってました。凄い!素敵!!カッコイイっ!!!

くま最中が注目を浴びるようになったのが、2021年の10月竜王戦第2局。藤井三冠(当時)の頃です。試合は豊島将之竜王(同)に見事勝利し2連勝となりました。藤井さんが選んだのが、仁和寺の表門から歩いてすぐにある御室和菓子・いと達さんの「くま最中」。対局を中継するインターネットテレビで紹介されると、もうその5分後にはお店に問い合わせがあり、翌日は開店前から大行列(お店はひっそりとした住宅地の中です。和菓子店というより素敵なお家みたいな感じです。)4時間ほどで完売しネット注文もパンク状態。1日20~30個がいきなり500個作るようになったというからその反響の凄まじさが分かります。因みに翌2022年の竜王戦第2局でも、藤井竜王(当時)と対戦相手の広瀬章人八段(同)共におやつは、くま最中(竜王戦2022バージョン)でした。

瞬く間に、その見た目に「かわいすぎる!」「食べるのもったいない」とSNSで話題に。実際にお店に綺麗に並んだくま最中。これはやられますね。アイシングで期間限定の様々なヴァリエーションがあるのが楽しみです。10月下旬のこの日は、牙のはえたハロウィン限定ドラキュラ仕様のクマさんでした。可愛いすぎるでしょ。竜王戦特別バージョンといのは、足の爪で龍の玉をつかんでいるそうです。それも見たかった。果たして藤井聡太さんは、この愛くるしいくま最中を頭から食べたのか、お尻から食べたのか?ふとそんな事まで気になってしまいました。

かわいさだけでなく味にもこだわり、酬恩庵一休寺(京都府京田辺市)の名物で、室町時代の僧・一休が製法を伝えたとされる「一休寺納豆」を黒糖こし餡に混ぜています。納豆???っていったいどういう事だろうと正直おそるおそる食べてみると、粘り気があるワケではなく、旨い塩味強めの発酵した大豆ですね。これがびっくりするくらい餡に合います。食べたことないまさに仁和寺フレーバーです。
実は2020年の竜王戦(この時は豊島将之竜王と羽生善治九段の対局)でもいと達さんの和菓子が召し上がられていて、この時は「包み餅」が出されていたようです。残念ながら何味だったのかはわかりませんが、こちらもいと達さんの代表銘菓です。私は白味噌きな粉餡いただいたのですが、京都らしい古風な味覚ともち生地が食べやすいです。こちらも可愛ウマです。是非。

御室和菓子 いと達 | |
住所 | 京都市右京区龍安寺塔ノ下町5-17 |
電話 | 075-203-6243 |
定休日 | 水曜・日曜(祝日問わず) |
営業時間 | 10:00~17:00 |
https://www.instagram.com/omurowagashi_itotatsu/?hl=ja | |
HP | https://itotatsu.com/ |
アクセス | ・京福電鉄北野線 「妙心寺駅」より徒歩4分 ・京都市バス59号系統 「御室」 徒歩2分 |