六本木青野総本舗 柏餅を東京タワーで鯉のぼりと共に

六本木 青野総本舗 柏餅 鶯餅
5月、端午の節句に欠かせないものが、柏餅です。本日は東京タワーのすぐ近く、六本木青野総本舗の柏餅です。
端午の節句の特別企画として、東京タワーの高さ333mにちなんで、なんと333匹の鯉のぼりが掲揚されています!カラフルな鯉たちが風になびかれ、いっせいに空を泳ぐ姿を見ることができます。鉄骨と鯉のぼりの揺らぎ具合が最高に癒されます。

この柏餅。ちょっと形がこんもりしているのが分かるとおもいますが、『編笠』という兜を模した形です。 この形の意味は諸説ありますが江戸時代、武家の子孫繁栄、子供の成長を願って食べられたことから兜の形になったと言われています。そしてこの形、機械で作ることが出来ないという事で、編笠の柏餅は丁寧な手作りの証。この形に包む時の手つきが、『柏手』を打つ動作に似て、めでたいという意味もあったようです。

そんな手作りの柏餅。六本木青野では店頭販売のみになってます。お餅が柔らかくモッチリ歯切れ良い生地。固くなる前に是非とも味わってほしいです。こし餡、蓬入り生地 粒餡、みそ餡の3種あります。私のおすすめはこし餡!のど越しが素晴らしいです。

柏餅は関東では良く食べられるのですが、関西では粽の方が主流です。そもそも柏の樹は西日本にはあまり生育していないのも理由の一つだと考えられます。この柏という植物、冬になっても葉を付けたまま過ごし、新芽が吹く頃落まで落葉しないという特徴があります。次ができるまで葉を落とさない=跡継ぎができるまで家が途切れない。それ故、江戸時代の跡継ぎを大事に考える武家に好まれ、縁起物として柏餅を食べる風習は関東を中心に東日本へ、やがて参勤交代で日本全国に行き渡ったと考えられています。


さて、青野といえば有名なのが『鶯餅』。HPのおすすめの一番最初に掲載されてます。あんこを求肥で包んで、香り豊かなきな粉がまぶされてます。ひとくち大の鶯もちが2つ入っており、サイズ感もちょうどいいです。包みが工夫されていて、手を汚さずにそのまま食べられるようになっています。もちろんお皿にもすっと盛りつけられました。コーヒーにも合う甘すぎない美味しさです。


六本木5丁目交差点、ロアビルの向かいに立派な和菓子店。怖そうじゃないほうのエリアで入りやすく、お店の方も親切です。増上寺、東京タワーはすぐですよ。今回も美味しい和菓子で素敵な時間を過ごすことができました。
六本木・麻布 青野総本舗 | |
住所 | 東京都港区六本木3丁目15-21 |
TEL | 03-3404-0020 |
営業時間 | 9:30~18:00 |
定休日 | 日曜日 |
HP | https://www.azabu-aono.com/ |
アクセス | 地下鉄(日比谷線・大江戸線)六本木駅徒歩4分 地下鉄(南北線)六本木1丁目駅徒歩8分 六本木ヒルズより徒歩7分 |