見つけた!TORAYA TOKYO 東京ステーションホテル
東京駅には可愛いケーキやクッキーがいっぱい売ってます。どこも行列で、お土産人気No.1とか賑わいをみせていて思わず買いたくなってしまいます。でも、「TORAYA TOKYO」の目指すところはちょっと違うような気がします。

「TORAYA TOKYO」限定販売のどら焼き(この日は白小倉餡)。御殿場の富士山と印象的な「と」のひらがな。”水といきるSUNTORY”や”トヨタ86”、”GINZASIX”ロゴなどを手掛けている、アートディレクター葛西薫さんのデザインがハマってます。
丸の内南口は言ってみれば東京駅の端っこです。中央改札を出れば、美しい東京駅が広がるから、きっとこっちの改札を抜ける人が多いはず。しかも「TORAYA TOKYO」は2Fにある。すぐに皇居や国際フォーラムまで駆け抜けてしまうと、上に和菓子屋さんがあることには気がつかない。しかも、ただエスカレーターを上がるような2Fでもない。わざわざステーションホテルのエントランスの一角でもあるエレベーターで厳かに向かうんです。ちょっと背筋が伸びる感覚。この辺でもう、きっと首都東京駅の喧騒は頭から消えて、既に「TORAYA TOKYO」を体験し始めています。

「とらや」さんは高級イメージがあって、もちろんそんな雰囲気を醸し出してはいるのですが、ここの限定はどら焼きです。とらや工房(静岡)とTOKYOのみで通販もなし。「和菓子屋の原点」をコンセプトに立ち上げた、シンプルな大福やどら焼きを販売するとらや工房。
どら焼き、皮はしっかりめです。なんでも御殿場産の卵を使ってるみたい。サイズもはっきり言ってがっちり系というか、片手でしっかり掴みたくなるそんなサイズです。つまり、みんなが想像しているどら焼き感です。だけどそこは「とらや」さん。私は白小倉餡を食べたのですが、格段に生地皮と餡のバランスがいいです。喉の奥まで広がっていく風味が気持ちいいです。
東京駅で、手づくりの感じや素朴であることのなんとなく懐かしい感覚を味わう事が出来るなんて…。きっとこのノスタルジアに貴方も心を打たれます。